新種のハネジネズミ類を発見、外見はネズミだがゾウの親戚

1: Cancer ★＠＼(^o^)／ 2014/07/02(水) 08:04:33.27 ID:???.net

西アフリカ僻地の砂漠で発見された新しい哺乳類は、外見は鼻の長いネズミに似ているが、遺伝的にはむしろゾウに近縁だ。この小さな生物の同定を助けたカリフォルニア州の科学者は木曜日にそう話した。

この動物はハネジネズミ類の新種で、マクロスケリデス・ミクス（Macroscelidesmicus）と名づけられた。ナミビアの太古の火山岩層に棲息し、赤い毛皮をまとっているために岩がちな周囲の色に溶け込んでいる、と発見をした生物学者チームの一人、ジョン・ダンバッカー（John Dumbacher）は話した。

体重は1オンス（28グラム）、尾を含めた全長は7.5インチ（19センチメートル）になる。この生物の遺伝学的調査によると、そのDNAははるかに巨大な哺乳類に似ていた。

「アフリカで進化した外見と行動はトガリネズミに似たこの種が、むしろゾウに近縁であることが判明した」とカリフォルニア科学アカデミー（サンフランシスコ）の鳥類・哺乳類担当キュレーターのダンバッカーは話した。研究結果は「Journal of Mammalogy」に発表され、アフリカゾウと小柄なハネジネズミとのあいだの繋がりはその丸太のような鼻先を持つ外見だけだという説を打ちのめした。

長く伸びた鼻はさまざまなハネジネズミ類に共通する特徴で、その多くが外見的には鼻の長いネズミに見えるが、ハネジネズミ類は分類学的には齧歯類ではない。ダンバッカーは新しく発見された哺乳類を、体格と睡眠習性を小さなレイヨウ類に、狩猟技術と獲物の好みをスケールダウンしたツチブタ類になぞらえた。

レイヨウ類と同様に、この生物の脚は体の大きさに比べて長くて細く、穴を掘るのではなく灌木の隣にしゃがんで寝る。ツチブタと同様に、それは長く伸びた鼻を使ってアリなどの昆虫を探して地面を探索する。この砂漠に棲息するハネジネズミ類は双子を産むことが多く、ある種のアフリカのレイヨウのようにすぐに地上を走り出す。

生物学者たちは数ヶ月中にアフリカに戻ってこの新種の哺乳類に非常に小さな電波首輪を取り付けてさらにその生態を調べる計画だとダンバッカーは話した。

カリフォルニア州の科学者たちはネズミに似ているがゾウに近縁な哺乳類を発見した（動画）
http://www.youtube.com/watch?v=fgXkwaiC0Ao